実は、1人用のカセットコンロを探していたわけではないんです。
今や、災害に備えて
「電気」「水道」「ガス」を自分で備蓄するのは常識になりつつあります。
「電気」なら乾電池やポータブル電源。「水道」ならペットボトル。「ガス」ならカセットコンロとガスボンベでしょう!
という事で、災害時に使うことを念頭にカセットコンロを探してみることにしました。
まず第一に、ガスボンベをどれくらい備蓄するか、にも関係しますけれど、燃焼時間の長いものが理想ですね。
ガスボンベは、いくつかのメーカーから販売されていますが、形状や性能はJIS規格で定められていますので、どこの製品を使っても同じです。
ただし、異なるメーカーのボンベを使うことは、補償外になってしまいますので、あくまで「緊急時は、自己判断で」という事になりますね。
燃焼時間の長さは、カセットコンロの性能によります。一般的に強火で使い続けて1時間位です。
その中でニチネンの
「マイコンロ・ティノ」は、約230分。ほぼ4倍長く使える、という事は、ガスボンベは四分の一で良いという事になります。
これで、災害備蓄用カセットコンロに決定しました。
とはいうものの、災害時に備えてしまっておく訳ではないので、普段使いには少し小さすぎですね。
ガス消費が少ないのは、燃焼方式にあるようです。カセットコンロのほとんどは外炎式で、炎が外向きに出ていて、ハイカロリーで熱効率も高いのですが、その分ガスの消費も多くなります。
それに対して、内炎式は炎が内向きに出ていますので、鍋の中央に当たりますので、沸騰時間の短縮や、ガス消費の効率化が期待されています。だから内炎式は一般的に、燃焼時間が長くなっています。
ニチネンが独自に開発した五徳は、色々な形状の容器が収まるように出来ています。
圧力感知安全装置されていますし、本体は丈夫なアルミダイカスト製です。
アヒージョやフォンデュに丁度良いサイズです。
【追伸】
カセットボンベの備蓄って、どれくらいあれば良いんでしょう。
農林水産省のサイトにある「災害時に備えた食品ストックガイド」には、「1人につき1週間に6本程度」との記載があります。1週間分を備蓄するとして、世帯人数×6という事になります。
「マイコンロ・ティノ」なら÷4で済みます。
カセットボンベの使用期限の目安は、製造から7年と言われています。
備蓄食品と同様に、ローリングストック法を使って、普段から期限の古いものを消費して入れ替える習慣を付けて行きましょう。